2017年10月5日木曜日

【英語学習】だから日本人は英語ができない

【注意! 文体がラフです。不快に思われたら申し訳ございません】
日本人が英語を話せないのは、当然だ。別に僕は日本人の英語学習法を非難したいわけではない。より厳密に述べると、日本人が英語を話せないのは、能力の問題ではない。

相性の問題だ。

言語には相性というものが存在する。そして、日本語と英語の相性は、犬猿の仲といえるくらい悪い。最悪に近い。言語の相性に興味がある人は、「英語 日本語 言語的距離」と検索してほしい。日本語では「私はサッカーが好きだ」のように主語、目的語、動詞の語順となるが、英語では「I like soccer」のように主語、動詞、目的語の語順となる。よく、日本語と英語の差異として、この語順が挙げられる。しかし、英語と日本語の決定的な差異は、語順ではない。

「音」だ。

音の仕組みがまるっきり違っている。しかも、英語の音は、直感に反している。本能に反している。これまで生きてきた常識を持って英語の音を捉えようとすると、絶対に英語を聞き取れない。

例えば、日本語の「あいうえお」という5文字を発音するのに、2秒かかるとする。それでは、「あいうえおかきくけこ」という10文字を発音するには、何秒かかるだろうか?

もちろん4秒だ。

次に英語の場合を考える。
1.Monkeys eat bananas.
(サルはバナナを食べる)
という3語の英文を発音する時間が2秒だったする。じゃあ、
2.The monkeys will eat some bananas.
(そのサルたちは何本かのバナナを食べる)
という6語の英文を発音するのに、何秒かかるだろうか?

2倍の4秒・・・と言いたくなる。実は
2秒なのだ。だから僕は英語の音は直感に反していると述べたのだ。まぁ逆に、ここが英語の面白いところでもある。英語では、「100mlの水に100mlの水を足しても、200mlとはならず、100mlのままだ」という人間の常識に反することが起こってしまう。

だから、知識を持たずに「聞き流す」だけでは英語のリスニングができるようにならない。知識を身に付けることが重要だ

英語力を一気に向上させるための音の知識が、内容語と機能語だ。内容語とは、動詞や名詞、形容詞などの文の核となる単語。一方機能語は、冠詞や前置詞、代名詞などの
内容語以外の単語。なぜ区別をするかというと、基本的に、内容語は「ゆっくり大き
く」、機能語は「速く小さく」発音されるからだ。例えば、「I love you.」は「I(代名詞:機能語) love(動詞:内容語) you(代名詞:機能語).」なので、「I」と「you」は速く小さく発音し、「love」のみゆっくり大きく発音する。

ぜひ一度発音してみてほしい。英語らしい響きにならないだろうか?特に、日本人の英語は「I」を「アイ」と大きく発音してしまう人が多いが、そんな風に発音してしまうとネイティブはびっくりしてしまう。本来ないところにアクセントがあるからだ。

「Thw monkeys will eat some bananas」では、monkeys(名詞),eat(動詞),bananas(名詞)が内容語、The(冠詞),will(助動詞),some(冠詞)は機能語だ。

したがってMonkeys eat bananas.とThe monkeys will eat some bananas.の発音時間が同じ2秒だったのは「内容語の数がともに3個」だったからだ。つまり文章の発音上、機能語の「the」と「will」、「some」は(無視できるほど)速く読まなければならない。

日本人が英語を話すと、「will」を「ウィル」と力強く発音してしまう。しかし、実際はかすかに「ウィ」と聞こえるくらいで発音する。「some」も同様だ。「サム」と力強く発音してはいけない。ほんのかすかに「スム」と聞こえるくらいで発音しなければならない。

このため、英語では独特のリズムが生じる。
「小さく、大きく、小さく、大きく、・・・」
、「速く、ゆっくり、速く、ゆっくり、・・・」
というリズムが英語には流れてる。例えば
「Thw monkeys will eat some bananas」は、確
かに「冠詞(小さく)、名詞(大きく)、助動詞(小さく)、動詞(大きく)、冠詞(小さく)、名詞(大きく)」、「冠詞(速く)、名詞(ゆっくり)、助動詞(速く)、動詞(ゆっくり)、冠詞(速く)、名詞(ゆっくり)」となっている。

英語の学習法に関しては、今後も継続的に記事にしていこうと思う。

拙著→『僕が無料の英語マンガで楽にTOEIC900点を取って、映画の英語を字幕なしでリスニングできるワケ』

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