2017年10月17日火曜日

【決着】「お酒を飲んでも太らない」は本当か?

【注意! 文体がラフです。不快に思われたら申し訳ございません】
仕事終わりのお酒に勝るものはない。僕はお酒が大好きだ。いかの塩辛のようなおつまみに、日本酒。最高じゃないか。そしてついつい食べ過ぎてしまう。だから、お酒を必死で我慢している。そんな僕を、誘惑してくる言葉がある。

「お酒はエンプティカロリーだから太らない」

お酒は飲んでも太らないだって? 果たして本当なのだろうか? そもそもエンプティ―カロリーって何なのだろうか?

炭水化物、タンパク質、脂肪、すべてカロリーがある。それらと同様に、アルコールにもカロリーがある。1グラム当7kcal。炭水化物が1グラム当4kcalだから、意外に高カロリーだといえる。

カロリーがあるにもかかわらず、太らない。そういわれる理屈は、以下のようになる。
「吸収されたアルコールは主に肝臓で代謝され、水と二酸化炭素になって排出される。その過程で生体維持に必要な栄養素が産生されず、身体に蓄積されない」(金沢医科大学の高瀬修二郎・名誉教授 出典→http://www.news-postseven.com/archives/20131117_226249.html

ふむふむ。大学の先生によると、アルコールは水と二酸化炭素になり、体に貯まらないようだ。

しかし、エンプティカロリーはもともと栄養学の用語で、「空っぽのカロリー」、「使えないカロリー」という意味。ビタミンやミネラルが入っているわけでもなく「体のためにならないカロリー」、「栄養分がないカロリー」なんだ。
そして、このエンプティカロリーの特徴として記憶すべきことは次の点だ。

エンプティカロリーは炭水化物、脂肪、タンパク質よりも先にエネルギーとして使われる
(出典→道江美貴子著『なぜあの人は、夜中にラーメン食べても太らないのか?』)

この性質により、アルコールで太ってしまうのだ。あなたは「えっ? どういうこと?」
と思ったはずだ。体に貯まらないなら太らないはずだと。

残念ながら、その「体に貯まらない」アルコールで太ってしまうのだ。炭水化物、脂肪、タンパク質より先にアルコールがエネルギーとして使われるということは、アルコールをたくさん摂取すると、エネルギーとして使われない炭水化物、脂肪、タンパク質を誕生させてしまうということ。この余分な炭水化物、脂肪、タンパク質が体に蓄積されてしまう。

糖質を含まない蒸留酒であるウイスキーや焼酎は太らないとよく言われる。しかしあなたはもうおわかりだろう。糖質の有無に関係なく、アルコールが入っている時点で太ってしまうんだ。

ここで思いつく屁理屈は、「じゃあ、お酒だけを飲めばいい。お酒のつまみを廃止すればいい。これなら太らないはずだ。余分な炭水化物や脂肪、タンパク質が存在しないんだし」と。

この指摘は、正しい。確かに、太らない。しかし、空きっ腹にお酒は、別の危険をはらむ。まず、胃粘膜を傷つける。次に、肝臓の負担が大きくなる(出典→渡辺純夫監修『今すぐできる!肝機能を上げる40のルール』)。それにそもそも、お酒以外に何も食べないことなどできるわけがない。

最後に結論を示そう。

お酒を飲むと太る。

残念ながら、うまい話はなかった。厳しい現実を突きつけられてしまった。僕はこれからもお酒の我慢大会を続けるとしよう。

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